安全運転管理ふくおか 2018年 新春号
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●中高生の自転車事故は5、6月に多発●自転車の動静に注意を払う全確認を怠り、斜め横断を始めて事故となったのです。人口千人当たりの自転車事故割合を年代別にみると、中高生の事故率が他の年齢層よりも高くなっています。さらに、中高生の通学時の自転車事故の約半数が1年生が占め、月別では5月と6月に多発しています。これは、通学路に慣れ始めたことによる気の緩みや注意不足が事故の要因の一つであると考えられます。なお、中高生の自転車事故は、歩道のない裏道交差点①②③④ での出会い頭事故がもっとも多くなっています(「自転車の安全利用促進委員会」の調査より)。 運転者に対しては、自転車、とくに中高生の自転車を見かけた場合は、その動静に注意を払い、スピードを落して十分な間隔をとって側方を通過すること、生活道路等での見通しの悪い交差点手前では、自転車の飛出しを予測し、いつでも止まることができるスピードで進行することを指導してください。見通しの悪い交差点では、自転車の飛出しを予測し、減速してカーブミラーと目視で安全を確認する。信号の変わり目に進入してくることがあるので青信号になっても急発進しない。左折時は、左後方に自転車がいないかを自分の目とミラーで確認する。後方を確認せずに進路を変更したり、横断を始めることがあるので、動静を確認し減速する。15自転車事故防止の危険予測を強めよう

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